| ■ほほえネットワークニュース(51号) |
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田代理事長と河合専務理事がほほえみネットワークの歩みと新たな展開について語ってくださいました。 |
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| (池羽) | |
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─この会発足の頃のお話をお聞かせください。 河合専務理事―私と田代理事長と二人が中心となってやり出した頃は配偶者を亡くされた人が集い、心のうちを語り合いたいというニーズがあることすら理解されていませんでした。心の問題が病気や死を招くほど重大なことだと認識されていなかったのですね。以前は家族がいればたいていのことは乗り越えられると考えられていましたし、家の中の問題を外部に持ち出すことは恥だという感覚がありましたね。 けれども、どんどん核家族化が進展していって、家族も少なくなり、伴侶を喪うと一人っきりで、取り残されてしまうという場合も多くなったのです。だからウィドウミーティングは画期的な試みでしたし、この会が発足した時は、反響が大きかったですね。 欧米諸国では、子供が巣立ったあとは夫婦二人っきりで暮らしますし、人々の移動も激しいので、血縁や地縁に頼れないのですね。だから同じ問題を共有する人々が集い、自らの問題を解決してゆこうとする気運が高まり、最初は自助グループのような活動が生まれ、今やちゃんとした組織として、社会に根付いているという歴史がありますが、日本はまだまだこれからですね。ですから、私の理事長時代はこの理念と活動内容(ミーティング)を守ることが精一杯でした。 田代理事長の時代は是非、時代に合わせて変化していってほしい。 理事長―私は常にそう思っています。変化しないのはその団体や組織がよってたつ「理念」だけでしょう。 この会のミーティングは長い間、主に大山事務局で行っていました。しかし、ミーティングに参加したいという人は全国にいらっしゃるわけです。ですから、大阪でのミーティングは公益社さんの厚意によりいつでも出来るようになったことは大変ありがたいことです。これも変化の一つです。 今春、関西地方の会員の方々の希望があれば大阪での「集中ミーティング」を東京から理事クラスのカウンセラーを派遣して、実施しようかと思っています。また、講演なども依頼があれば役員の方々にもお願いしたいと思っています。このようなことも今までになかったことです。 ─その他になにか具体案があれば、お聞かせ下さいますか。 理事長―私共の理念にもとづく基本的ノウハウはグループカウンセリング技術の確立とそれによる支援にありました。今後もそうです。それに、電話相談技術やフレンドリーダイヤルなどいろいろなノウハウも加わり、会としては相当程度、レベルの高いものになってきていると思います。 近々メールによるノウハウもつくられるでしょう。これらのノウハウを使って、この会の一つの機能として、個人カウンセリングに進出できないか、理事会で検討しようかとも考えています。会員の方々の希望や役員の同意と協力が欠かせませんが、私共のカウンセラーを会員の要請に従って派遣するわけです。もちろん、自宅にというわけにもいきませんので、特定の場所(喫茶店など)でということになりますけどネ。 会員の中には当然のことながらいろいろな方がいらっしゃるわけで、みんなの前で話したくない、あるいは話せない人達に有効かとも考えています。特に、突然死(交通事故や自死の場合など)のケースですネ。もちろん、それにかかる費用(飲食料や交通費など)は要請した会員に払ってもらうというシステムです。 河合専務理事―今後、検討していく点かも知れませんネ。 ─メールによる支え合いについて専務理事のお考えは。 河合専務理事―メールは若い人の間ではもう常識になっていますが、中高年のわれわれも情報機器の利便性の恩恵をうけられるようにしていかなければいけないと思います。時代の流れは確実に動いているのですが、そのような流れと無縁な人々もいます。そのような人々に働きかけ、少し手を貸して差し上げることによって、利便性の高い環境をつくり、その中で心のケアを行うことができればと考えています。 メールはいつでも好きな時に送受信することができます。相手の方が応えてくれれば、チャットをすることもできます。24時間つなぎ放題のサービスもありますので、メールを通して大切な人々といつも繋がっていると考えることができます。 ほほえみネットワークの会員の方々は既に電子メールを利用されている方も多いのですが、ホームページの開設を含めて組織として取り組んでいくことが、これからの課題だと思います。 ─河合専務理事がおられる東京都老人総合研究所についてお聞かせ下さい。 河合専務理事―研究所はこの四月で解散し、別の組織と合体して「東京都高齢者研究・福祉振興財団」という新しい組織が発足します。研究所の象牙の塔にこもっていたわけでは決してありませんが、今は時代の風雨に晒され、翻弄されています。研究費も緊縮し、先々研究を続けてゆけるのか不安です。 何としても「配偶者と死別された方々の心のケアサポートについての研究」は完成させたいと頑張っています。 理事長―人生にはなにかと波風がたつもの。あなたならきっとのり越えられるでしょう。(笑) ─ありがとうございました。 |
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